歯磨剤は何のためにあるかご存知ですか?

[1] 爽快感
[2] フッ素による虫歯予防
[3] 着色を防ぐ

[1]の爽快感はブラッシングの習慣が定着し、持続するモチベーションとしてとても大事であると思います。要するに気持ちがいいから続くのです。使ってみてさっぱりとしてさわやかな感じがする、ということが大事です。そしてさっぱりするけど何度もうがいをしなくてもよい低刺激のものが好ましいです。

[2]のフッ素による虫歯予防はいうまでもなく歯磨剤の主な効用です。日本の市販の歯磨剤にフッ素が入っている割合は1997年まではだいたい50%だったものが、1998年には70%に、そして2002年には86%にと急激に高まってきました。それに伴い子供の虫歯が急激に減ってきたのです。決して医療関係者の努力ではないんです。フッ素入りのシェアが高まったのもメーカーの努力です。 私が子供の頃、フッ素入りの歯磨剤はほぼ0でした。その頃フッ素入りの歯磨剤を使っていれば虫歯で苦労することなどなかったはずです。ちなみに欧米では少なくとも90%〜100%の製品にフッ素が入っています。
ですから歯磨剤を選ぶときはまずフッ素が900ppm以上入っていることを確認して下さい。そして[1][2]、両方に関係しますが何度もうがいをしないとさっぱりしないような刺激の強いものは口の中にフッ素が残らないため好ましくありません。できれば1〜2回のうがいでさっぱりするようなタイプを選びましょう。

[3]の着色についてですが、よく「歯磨剤を使わないでブラッシングしなさい。」という指導をする歯医者がいますが歯磨剤をまったく使わないと、人によってはタバコに限らず、食べ物、飲み物由来の色素によって歯が着色してきます。芸能人でなくても歯が白いことは大切ですから歯が着色していても気にならない人以外は歯磨剤を使用した方がいいでしょう。
この際問題になるのが含まれている研磨剤の粒子の大きさ、種類、量、形状などです。今使っている歯磨剤の研磨剤を見分ける簡単な方法はアルミ箔の上に乗せて指でこすってみることです。研磨剤の多い、あるいは荒いものはあっという間にアルミが削れてネズミ色になります。一見研磨剤の少なそうな透明の液状のものが意外と研磨剤が荒かったりしてびっくりしたりします。一度試してみてください。

バランスのよい研磨剤を含み、フッ素の含有率が900ppm以上で爽快感のある歯磨剤を選び、1日2回以上、1回の使用量はグリーンピース大、歯磨き後のうがいは2回までにとどめる。これで通常の食生活を送る限りほとんどの場合新たな虫歯を作ることはないでしょう。

あとは「食生活」「歯ブラシ」「ブラッシング」です。


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